プロジェクト紹介
コブハクチョウ調査
モニタリング調査
千葉県の手賀沼周辺では1990年代からコブハクチョウが増え始め、特に手賀沼から下手賀沼にかけての地域に多くの個体が生息しています。バードリサーチは千葉県の委託事業として、2019年から繁殖期に県内のコブハクチョウの分布と個体数を調査してきました。調査は千葉県北部の手賀沼周辺から利根川沿いに河口までの区間です。
千葉県北部のコブハクチョウの生息状況(2022年5月)
上記調査範囲での個体数変化
2019~2021年、特に生息数が多い手賀沼周辺では繁殖期の個体数が150羽ほどで安定していました。しかし、2022年の調査では記録された個体数が100羽を下回りました。近くへの移動や死亡の可能性も考えられましたが、調査範囲外への移動や渡りの可能性があるのではないかと考えています。
コブハクチョウは全国の分布状況があまり分かっていません。そこで、2023年1月に全国カウント調査を実施しますので、ぜひご協力下さい。
千葉県での調査活動の報告はバードリサーチニュースをご覧ください。
手賀沼でコブハクチョウが減った?(2022年6月)
コブハクチョウ対策の合意形成に向けて( 2021年11月)