プロジェクト紹介
大阪城カモ調査・河内長野フクロウ調査
河内長野フクロウ調査
特定非営利活動法人日本バードレスキュー協会は、NPO法人森林ボランティアトモロス、河内長野野鳥の会と共同で、河内長野市の助成と地元企業からの後援を受け、河内長野市内でフクロウの保護増殖のために巣箱の架設や森林整備活動(河内長野ふくろうの森プロジェクト)を行っています。2015年の繁殖期には河内長野市内の10箇所でフクロウの繁殖の兆候を確認し、そのうち8ヶ所で巣箱の利用があり、5ヶ所から13羽の雛が巣立ちました。
調査の目的
フクロウの分布と、繁殖状況と環境の関係などを調べます。
活動内容
新しい巣箱の設置
フクロウは秋に繁殖場所を定めるので、ふくろうの森プロジェクトでは河内長野市内の適地を選んで、9月から巣箱の架設を開始し、遅くとも11月までには終えるようにしています。
巣箱の利用状況調査
産卵が始まる3月中旬からすべての巣のヒナが巣立つ6月初旬まで、繁殖を妨げないように留意しながら設置した巣箱を夕刻にチェックして回ります。
鳴き声の録音と聞き取り
巣箱の利用調査と同時期に、巣箱周辺に録音機を設置してタイマーによる夜間無人録音を行い、回収した音声からも繁殖の進捗状況をチェックします。現地まで来られない方でも、聞き取り作業に協力していただけるとありがたいです。こちらでフクロウの声を数種類、聞くことができます。
活動場所
車があれば便利ですが、他の方の車に同乗することもできます。電車で来られる場合は、南海・近鉄線の河内長野駅に集合して調査に向かいます。フクロウの他にも、フクロウの巣箱を間借りしているムササビにも出会えますよ。