プロジェクト紹介

宮城ハクチョウ調査


宮城のハクチョウ講座(終しました)

モニタリングサイト1000では各地の調査サイトで集会を開催していましたが、今年は宮城のハクチョウ調査をテーマにオンライン講座を開催することになりました。どなたでも視聴していただけますが、チャット欄に質問を書き込む場合はGoogleアカウントにログインする必要があります。

配信URL:https://youtu.be/uf9Pyi4HvUY
講座は終了しましたが、録画をご覧いただけます。



日時:2021年11月28日(日) 17:00~19:00

1.モニタリングサイト1000について(環境省生物多様性センター)
 本講座でお話しする宮城県でのハクチョウ類調査は、「モニタリングサイト1000ガンカモ類調査」の一環として、現地の方々にご協力いただきながら実施しています。モニタリングサイト1000は、環境省生物多様性センターが実施する全国的な調査の1つです。モニタリングサイト1000の概要をご紹介すると共に、長期モニタリングの必要性や、モニタリング結果の活用例についてお話しします。

2.宮城のハクチョウ調査について(神山和夫:バードリサーチ)
 ハクチョウ類はロシアで繁殖し、日本、韓国、中国で越冬します。ハクチョウ類の分布や個体数を東アジア全体の視点で考えて、越冬地としての日本の重要性と、日本国内のハクチョウ生息地について紹介します。そして、なぜ宮城県での調査が大切なのかをお伝えします。

3.ハクチョウ類の渡りとオオハクチョウの暮らし(嶋田哲郎 宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団)
 東アジア全体のフライウェイとともに、衛星追跡で明らかになった日本で越冬するハクチョウ類の渡り経路を紹介します。また、伊豆沼・内沼でGPS装着されたオオハクチョウについて、移動経路と目視観察にもとづいた越冬生態を紹介します。

4.2021年1月の寒波による 宮城県各地のガン・ハクチョウ類の移動状況(平泉秀樹)
 宮城ハクチョウ調査の調査地はガン類がねぐらに利用している場所もあるので、今年1月の調査では主に河川のねぐらにおいてガン類の記録を試みました。同時期の宮城県のガンカモ類の生息調査では湖沼のねぐらである伊豆沼や蕪栗沼のガン類の数が例年より少なく、県HPでは寒波の影響によりねぐらが分散したためではないかと推測しています。平常年との比較など不十分な点はありますが、演者の個人調査の記録も加えて、寒波や季節によるガン・ハクチョウ類のねぐらの個体数変化を紹介します。

5.質疑応答
 質問はYoutubeのチャット欄に書き込んでください。

6.2022年1月調査の参加者募集(神山和夫:バードリサーチ)
 1月15-16日に調査を行いますので、調査地や調査方法をお話しします。ハクチョウの少ない場所の調査は難しくありませんので、一緒に調査をしませんか。調査に参加していただける方は、オンライン講座のあとにお申し込みください。ご希望の方には、12月11日か12日に講習会を開催します。

調査に参加していただける方は、下のボタンでお申し込みください。こちらから連絡差し上げます。