イベント情報


バードリサーチ設立15周年記念大会のお知らせ


 バードリサーチでは、会員の集いとして毎年バードリサーチ大会と銘打って研究集会を開いていますが、今年は設立15周年にあたります。基調講演は、鈴木俊貴さんにカラ類における音声コミュニケーションの研究と言語の進化などについてお話しいただけるようお願いしています。また、調査研究支援プロジェクトの第2回目のバードリサーチ賞を受賞された2つの研究について、受賞講演も予定しています。
 例年の大会同様、会員・参加者の皆さんからの口頭発表とポスター発表も募集します。ご自身の調査結果を発表してくださる方は、大会参加申し込みの際に、送信フォームに発表タイトルなどの必要事項をご記入ください。発表予定の方と懇親会参加予定の方は、必ず事前申し込みをお願いします。その他の方は当日参加も可能ですが、人数把握のため、事前申し込みにご協力いただけると助かります。みなさまのご参加をお待ちしております。

口頭・ポスター発表希望の方は10/9(火)まで、懇親会は10/23(火)までに参加申し込みをお済ませください。口頭発表は1題20分(発表15分、質疑応答5分)。ポスター発表は適当なサイズで結構です。



非会員の方は、会費無料の会員区分もありますので、是非この機会にご入会ください。


主 催
 認定NPO法人バードリサーチ

日 時
 研究集会 2018年 10月27日(土)11:00 ~ 19:30(参加費無料 受付10:30~)
 懇親会 同日17:30~19:30
 (会場隣接の食堂(マリンカフェ)で開催予定:4000円程度。10/23までにお申し込み下さい)
 周囲にあまりお店がないため、昼食はご準備いただいた方が良いかもしれません。会場内の飲食は可能です。  宿泊は各自で手配をお願いします。


会 場
  東京海洋大学 越中島キャンパス 越中島会館講堂
  〒135-8533 東京都江東区越中島2-1-6

[Google Mapで場所を確認する]

交通案内  
JR線京葉線・武蔵野線 越中島駅(各駅停車のみ)から徒歩約10分。
1番出口をご利用ください。
駅から会場までの詳しいルートはこちら。


写真付きルートガイドへ


プログラム(予定です。随時修正します)
10:30      開場
11:00~12:00 基調講演 演者:鈴木俊貴氏
13:00~14:30 ポスター発表 / 展示
14:30~16:00 バードリサーチ賞受賞式・受賞講演
16:00~17:30 口頭発表
17:30~19:30 懇親会
19:30      閉会

口頭発表は(15分+質疑5分)でご準備ください。
ポスターはA0サイズ(横840mm x 縦1200mm)でご用意ください。
貼りつけには、テープやはがせる粘着剤を会場にご用意します。
会場のイメージはこちらをご確認ください。




基調講演
鳥の鳴き声に単語や文法?シジュウカラ語・大研究!
演者:鈴木俊貴 氏(東京大学 教養学部 学際科学科)

 鈴木さんは行動生態学、特に鳥の音声コミュニケーションをテーマとして、家禽ではなくシジュウカラやコガラなど、日本の森にふつうにいる鳥たちを対象に、観察と野外実験による研究で世界に打って出ている若手研究者です。その着想やひらめきは、海外の研究者からも高い評価を得ており、ヨーロッパの鳥などにも研究対象を拡大していますが、鳥の行動から「言語の進化」を解明しようとするアプローチにこそ、鈴木さんの研究者魂が込められていると感じています。
 「警戒しろ」という意味を持つ声「ピーツピ」と、「集まれ」という意味を持つ声「ヂヂヂヂ」を正しい順序で組み合わせると「警戒しながら近づけ」という意味を持ち、この声を聞いたシジュウカラは、正しく行動しますが、順序が逆だと反応しないと言います。
 カラ類は混群を作るので、種間でも互いにコミュニケーションをとっていると考えられています。シジュウカラにコガラの「ディーディー」という声を聞かせたら、どう行動するでしょうか?
 身近な鳥の行動の中にある進化の過程を紐解く糸口、それを客観的に示していった実験、今後の研究への展望など、きっと、動画なども交えてわかりやすく話してくれると思います。


バードリサーチ賞 受賞式・受賞講演


※以下は調査研究の企画段階の内容に基づいています。受賞講演では、実際に調査を実施して得られた成果について講演していただきます。
受賞講演の前に、授賞式を行ないます。表彰状の授与のほか、副賞の贈呈を行ないます。副賞は株式会社モンベルより提供いただきます。




大阪府域におけるサシバの生息情況調査 <サシバプロジェクト in 大阪>
サシバは里山に多く生息する鳥ですが、個体数が減少し、環境省のレッドリストでも絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。大阪府でも彼らの生息環境が減少し、個体数が減っていると考えられています。この調査研究プランでは、40年前に繁殖状況が調べられている地域を重点的に大勢の参加のもと調査し、現在の繁殖分布を明らかにし、過去との比較やイノシシ除けの電気柵などの影響を調べようとして実施されました。

モズのはやにえは、早口で鳴くための貯食物? <西田有佑>
モズが食物を木の枝などに刺して「はやにえ」を作る行動は何のためにあるのでしょうか。西田さんは、モズが早口で鳴くほどメスを早く獲得できること、他の鳥でコンディションが良いと早口で鳴けるということがあること、モズが繁殖期直前の1月にはやにえをたくさん消費していることから、モズはコンディションを整えて繁殖期に早口で鳴くために、はやにえを作るのではないかと考え、この仮説を検証しました。



口頭発表

ドローンの接近に対するガンカモ類の反応 <嶋田哲郎・高橋佑亮・神山和夫・牛山克巳>
高解像度の俯瞰写真が容易に得られるドローンは、鳥類調査の有効なツールとなります。しかし、鳥類の行動に影響を与えないドローンの飛行方法に関する定量的な知見はありません。この研究では、大型で開けた環境にみられるガンカモ類を対象に、ドローンがガンカモ類の行動に与える影響を評価するため、飛行方法と群れの反応を様々な条件下で調査し、望ましい飛行高度や離陸時にとるべき群れまでの距離の目安を検討しました。

霞ケ浦蓮田の防鳥ネット、羅網問題と経済効果 <境友昭・内田初江>
霞ヶ浦周辺の蓮田には,広範囲に防鳥ネットが敷設されているが,多くの防鳥ネットは,側方が開放された不完全シールドであり,鳥が網の内側に掛かって落命する羅網事故が頻発している。本報告では,羅網事故と蓮田の環境条件に関するフィールド調査に基づく羅網事故の要因分析の結果について示すとともに,公開資料を基に鳥獣害の経年推移を分析し,霞ヶ浦周辺蓮田での防鳥ネットに鳥害防止効果が見られないことを示す。

共存する近縁種間のニッチの相違 ~同一地域で繁殖するアカモズ、モズの種間比較~ <水村春香>
近縁種の種間関係、競争やニッチの相違は生態学において長年研究されてきたトピックである。近縁種や類似した生態を持つ種がなぜ共存できるのか?ということは、特にカラ類でよく研究され、種により微妙に採食場所や餌昆虫の大きさが異なることが明らかにされている。しかしモズ類など、より上位の捕食者について国内では種間のニッチの相違について研究例はほとんどない。本研究では、希少種アカモズと近縁で普通種のモズを対象とし、共存している地域において繁殖期の営巣環境、採食行動、食物資源量を調査し、両種のニッチの相違を明らかにした。

市民参加型調査による鳥類調査 <佐藤望>
「全国鳥類繁殖分布調査」や「モニタリングサイト1000」などは鳥類の分布や個体数を調べる調査で、継続的に実施されることで個体数や分布域の変化やその原因を明らかにすることができます。また、レッドリストや保護区の設定を検討する上で必要不可欠なデータが得られます。しかし、これらの調査を継続的かつ広域で実施するには行政だけでは限界があるため、日本を含め多くの国では、NGOや市民が調査に参加して実施しています。今回はバードリサーチがこれまで行ってきた市民参加型の調査を紹介します。



ポスター発表

全国鳥類繁殖分布調査で明らかになった日本の鳥の現状 <鳥類繁殖分布調査会>
2020年の完成を目指し,全国約2300のコースのうち,現時点で1600コース以上を調査しました。ここまでの結果から,外来鳥,大型の魚食性の鳥,夏鳥や森の鳥の分布が拡大していること,小型の魚食性の鳥の分布縮小が見えてきました。また,標高の高いところの鳥が減少している可能性も示唆され,これからさらに情報を収集してその状況を明らかにしていきたいと思います。

あなたはどのタイプ? 全国鳥類繁殖分布調査の参加者を分類してみた <高田陽>
近年,市民参加型調査や市民科学といった調査研究が注目されています。バードリサーチの研究や全国鳥類繁殖分布調査,モニタリングサイト1000なども市民科学のひとつです。昔からこういった調査は行われていましたが,参加者についてはあまりスポットライトが当たっていませんでした。しかし,市民科学が科学と社会の良い橋渡しになるためにも社会学的な理解は大切です。そこで,私は全国鳥類繁殖分布調査の参加者を対象にどんなバードウォッチャーが参加しているかについて調査をしました。ぜひ,皆さんも自分がどのタイプなのか,はたまた新しいタイプなのか確認してみませんか?

ネット音源でわかったトラツグミの声の高さ分布と鳴き声自動抽出による夜間鳴き声頻度  <大坂英樹>
トラツグミは夜に盛んに鳴き、その声の高さは一定で、低い声と高い声を一定の間隔で繰り返す。トラツグミの鳴き声生態を明らかにするため18年4月からの半年間、茨城県常陸太田市の同じ場所で毎晩12時間録音した。効率的分析のため声の自動抽出を試みた。それに先立ちCDとネット上の音源から声の高低を区別できる条件を探った。その結果、声の高さは連続的に分布し地域差は認められなかった。これを踏まえ声の自動抽出では、鳴けばその周波数で強度変動があることに着目し、一声の周波数変動を加味した領域加算と閾値弁別から全体正解率を90%以上とできた(他の鳥が鳴いていない場合)。分析から観察個体は21時頃から鳴き出し一晩中鳴くことが多いようだった。

モズのオスのさえずりは父親としての給餌能力の高さを表す正直な指標である <西田有佑>
鳥はさえずりをつかって様々な情報(周囲の捕食者の在不在や自身の栄養状態の良さなど)を相手に伝えます。私は6年間の野外調査から、モズのオスがさえずりをつかって自身の「子育ての上手さ」をメスへ伝えていたことを新発見しました。魅力的なさえずりをもつオスほど、ヒナへ大きなエサをたくさん運び、重く健康なヒナを育てていたのです。鳥たちのさえずりをつかった豊かなコミュニケーションの世界をご紹介したいと思います。

鳥類の歩き方と地上滞在時間の関係性 <山﨑優佑>
地上を歩く鳥類には、主にホッピングを行う種と、ウォーキングやランニングを行う種、ホッピングとウォーキングを行う種がいる。本研究では、様々な鳥類の地上の滞在時間を調査した。その結果、主にホッピングを行う種では、スズメのみ記録できた。また、最も滞在時間が短かった種はスズメだった。記録できた種は地上採餌性の鳥類で、採餌行動と歩き方には関係性があると考えられ、今後は採餌行動についても着目していく。

カシラダカの就塒行動と就塒個体数の季節的・経年変化 <平野敏明>
カシラダカは,日本ではおもに本州以南で越冬し,各地に極めて多いとの記載がある一方で,国際的には減少が心配されてもいる.発表者は,栃木県宇都宮市の里地で,1994年からカシラダカの越冬個体数の変動を就塒調査とラインセンサスによってモニタリングしてきた.その結果、就塒調査は本種の越冬個体数のモニタリングに利用できると考えられた.今回は,就塒時刻や就塒個体数の季節変動などの就塒行動の基礎情報を報告するとともに,就塒調査によるモニタリングの留意点を報告する.

森林史から日本の鳥類相をたどる試み <予報> <黒沢令子>
「人口稠密な日本に6割以上も森があるのはなぜか?」という疑問を林業史から調べた歴史家がいた(タットマン 2012, 2018)。それに触発されて「日本の鳥類相の過去を探りたい」といと考えた。森林史のうち、有史以前については地理や考古学的情報に基づき、歴史時代は林業史に基づく情報をまとめた。鳥類については、既存の文献から種や亜種分布の情報をまとめた。今後の課題について議論を深めたいと思う。

登山者の目がホシガラスの分布を解き明かす <高木憲太郎>
高山帯の環境は山頂部に点在し、その広さや植生は山によって異なるが、高山性鳥類の分布状況は一部の鳥類を除き、十分には調査されていない。そこで、株式会社モンベルとの共同事業として、ホシガラスを対象に登山者へも呼びかけて分布調査を実施。2017年に集まった目撃情報は1628件に上り、多くの登山者の情報を得ることができた。ホシガラスの分布とハイマツの分布を比較したところ、よく一致していた。

環境省ガンカモ類生息調査結果と異なり 宮城県と岩手県南部にはコハクチョウが多数越冬する <平泉秀樹>
環境省ガンカモ類の生息調査によると、宮城県および岩手県南部ではコハクチョウがまとまって越冬している水域は少数であるとされてきた。しかし2016-17越冬期の調査では、両地域におけるコハクチョウが優占する水域がかなり多いことがわかった。調査結果を宮城・岩手両県に通知したところ調査員への情報周知等による調査精度向上の努力が始まり、一部の水域ではコハクチョウが正しく認識されるようになって来たようだが、今後も改善が必要である。

給餌中止により越冬地を変えたオナガガモ <神山和夫>
鳥インフルエンザ対策として、2008/09年の冬に東北各県からハクチョウ類やカモ類の給餌場で給餌を自粛するよう依頼が出され、それ以外の地域でも給餌を自粛する場所が増えた。この結果、北海道から東北にかけての給餌場を越冬地としていたオナガガモが、主に茨城県と千葉県に数万羽の単位で越冬地が移動した。結果的に養鶏場の少ない地方から多い地方にオナガガモの越冬地を移動させることになったが、対策にとってどうだったのだろうか。

広島県のカワウ <日比野政彦>
2014年(平成25年)から、広島県の委託を受け野鳥の会広島県支部が県内のすべてのねぐら繁殖地(コロニー)調査を年3回実施してきた。調査方法は広島県にコンサルとして関わったバードリサーチのカワウ生息状況調査マニュアル(ねぐら・コロニー調査編)に拠っている。水産資源とカワウ保護のバランスを取るため正確なデータの把握を目的に実施してきた。許される範囲でそのデータを使い、中国地方広島県のカワウの3年(3.5年)間の拡散・増加の動きを報告する。

津軽海峡の鳥類相:函館ー大間航路 2006~2010年の記録 <倉沢康大・平田和彦>
2006~2010年に津軽海峡でフェリー航路(函館-大間)を用いたセンサスを151回行い、海鳥・水鳥を記録した。11科51種が出現し、生息密度は渡りの季節に高く(4~5月:主にハイイロミズナギドリ属とアカエリヒレアシシギ、11~12月:主にミツユビカモメとカモメ)、種数は冬季に多かった(主にカモメ科とウミスズメ科)。本発表ではこれらの生息状況に加え、飛翔方向や着水等の行動パタンから種ごとの海域利用について議論する。

スズメとカラスによる電線電柱利用率 ―函館市の事例 <三上かつら・三上修>
都市は,ヒトが住むには適しているが,ヒト以外の生物にとっては過酷な環境にみえる.硬い.暑い.餌がない.そのような状況で,都市に生息する鳥類は,人工環境をどのように利用しているのだろうか.なかでも,電線,電柱という,ここ100年ほどの間に地上に大量に登場した構造物が鳥にどのように使われているのか,という点に着目し,その利用率と季節変化を調べた.調査地として北海道の函館市と七飯町に4ルートを設定し,対象鳥類は,留鳥かつ出現率の高い,スズメ,ハシボソガラスおよびハシブトガラスとした.スズメの電線電柱利用率は季節的なちがいが見られた.また,スズメとカラス類でよく利用された場所は異なっていた.

ここ20年で国内のカルガモ越冬数が25%減った <加藤貴大>
環境省が実施する「ガンカモ類の生息調査」の集計データから、日本のカルガモの越冬個体数は20年間でおよそ25%減少したことが分かった。また、中央アルプス周辺を境に、北側では個体数が減少した調査地点が多く、南側では逆に増加した地点が多かった。国内全体では減少傾向なので、日本北側の減少速度が南側の増加速度よりも早いと思われる。この個体数変化の原因について議論したい。

小笠原諸島と伊豆諸島 ツバメの春の渡り調査2018 のべ194名の記録からわかったこと <重原美智子>
最南の母島から最北の大島までの島民71人、のべ194人の方が調査に参加して、合計で240件のツバメ観察情報を報告して下さいました。その観察記録から南にある島ほど初認の日が早い傾向にあることが明らかになりました。ツバメたちは太平洋に浮かぶ小さな島々をつたって、繁殖地を目指して北上していることを示していると思われます。また三宅島での繁殖調査、八丈島での過去の繁殖記録についてもお伝えいたします。

モビング行動は捕食者の種類と地面温度によって変化する <西條未来>
対捕食者行動は個体内要因や環境要因によって変化することが知られている。集団で対捕食者行動を行う場合、集団内で個体差が存在する。また、地面の温度が高くなると、卵や雛に致死的なダメージがある。本研究は、集団で地面に営巣するコアジサシを対象に、モビング参加の個体差について明らかにすることを目的とした。その結果、カラスよりもチョウゲンボウに対して強くモビングを行い、地面が熱い日はモビングの時間が短くなることが分かった。

神田川を遡上するカモメ科鳥類の個体の分布および移動状況の検討 <竹重志織>
都市沿岸部でカモメ類が増加し、一部は内陸にまで進入している。そこで本研究では、ユリカモメとセグロカモメの河川に沿った個体の移動に着目し、2種の移動方向・利用位置・行動を観察した。その結果、 2種ともに大多数が河川直上を移動ルートとして利用していた。また、河川上で個体が滞留する区間と通過する区間は2種間で異なっていた。さらに、ユリカモメについては遡上先での行動と利用位置、河川直上の構造物が遡上に対して及ぼす影響等についても議論する。

構造の変化から見た茨城のハス田の防鳥網の効果 <池野進>
茨城県の霞ヶ浦沿岸などでは、多くのハス田で野鳥の食害からレンコンを守るため、防鳥網が一斉に設置され、今年で17年目になる。しかし、防鳥と称する割には、野鳥が容易にハス田を出入りし、体の一部を防鳥網の網目に獲られて死亡する事例が後を絶たない。また、レンコンの食害も数字の上では一向に減らない。一方、茨城県推奨の防鳥網を止めたり、簡易化したりする農家も多く、防鳥網の構造の変化から農家が考える防鳥網の効果を探る。

野鳥の羅網死と食害を最小限にする工夫 <池野進>
茨城県推奨の防鳥網は、野鳥の羅網被害多発のみならず、作業性など様々な欠陥がある。しかし、今も多用される背景には、鳥獣被害特措法による公的補助があるためである。しかし、茨城県で防鳥網が普及し始めた頃、同じ補助制度を使って茨城式の防鳥網を止めてしまったレンコン産地がある。また、レンコン食害の大半は、収穫中に生ずるので、簡単で安価な防鳥対策も講ぜられている。これらを事例紹介する。

さえずりナビの紹介 <神山和夫>
バードリサーチが提供する「さえずりナビ」は、スマートフォン、タブレットパソコンで利用できる鳴き声図鑑と野鳥記録データベースです。使い方を動画で紹介します。



展示ブース
※出展者募集中です!!壁への掲示には制限がありますが、スペースと長机は潤沢にあります。ブースはポスター会場内です。時間が短いので出展料はいただきません。

栃木屋工房
繊細で美しい鳥の羽根飾りなど、立体造形作品を出展いただきます。
ホームページはこちら。


包み屋
生きもの柄の生地を使ったくるみボタンアクセサリーなどを出展いただきます。
ホームページはこちら。


鳥獣被害対策.com(運営(株)地域環境計画)
野鳥観察に最適な自動撮影カメラ(トレイルカメラ)を出展いただきます。
ホームページはこちら。


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