プロジェクト紹介

ヒドリガモの幼鳥率調査


調査の概要

 カモ類では野外観察で成鳥と幼鳥(春に生まれた0歳の個体)を見分けることが難しいのですが、ヒドリガモのオスは比較的容易にそれを見分けることができます。幼鳥の割合が分かれば、年による繁殖成績や、個体数変化の方向性を知る手がかりになります。ヒドリガモの幼鳥は、秋に飛来したときはメスに似た羽色をしています。そして真冬になる頃にはオス成鳥に近い羽色に生え替わりますが、雨覆の色の違いで成鳥と幼鳥を見分けることができます。

調査期間 2017年1月1日~3月31日
報告方法 オスの成鳥と幼鳥を数え、結果をこちらのExcelファイルに記入して、 へメールして下さい。調査するヒドリガモの数に決まりはありません。

予備調査の結果

 2016年1~2月にボランティアの皆さんの協力で予備調査を行いました。【 】内が幼鳥率(幼鳥÷総数)です。長野県で幼鳥率25%になっていますが、それを除くと関東地方と大阪の調査地では13~15%と近い数字になっています。そして九州の二カ所で20%台前半の幼鳥率になっていますので、幼鳥が南に多いのかもしれません。

茨城県水戸市
 千波湖 成:幼=42:6【13%】
 大塚池 成:幼=35:0【0%】
長野県長野市
 辰巳水鳥公園 成:幼=39:13【25%】
神奈川県川崎市
 多摩川稲田堤 成:幼=7:1【13%】
大阪府大阪市
 大阪城公園 成:幼=82:11【13%】
千葉県市川市
 じゅん菜池 成:幼=12:2【14%】
福岡県春日市
白水大池公園 成:幼=28:8【22%】
東京都足立区
 荒川 成:幼=39:7【15%】
熊本県熊本市
 江津湖 成:幼=215:67【24%】


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