季節前線ウォッチ−鳥の初認と初鳴き調査−
季節前線ウォッチ 対象とする鳥たち 調査結果入力 調査結果


季節前線2019

 12月になり,ツグミの渡来も落ち着きました。この時期にもう落ち着いているということは,今年の渡来は少なくとも遅くはないようです。未送付のデータなどありましたら,バードリサーチ会員の方はWEBサービスより,非会員の方は調査結果入力のページよりお願いします。


ジョウビタキ

 ジョウビタキの渡来は一段落。例年の季節前線マップと比べると,赤やオレンジの丸が多く,今年はやや早めだったようです。これまで,安定した渡来が続いていたのが早くなったのは,日本で繁殖する個体が増えてきたことと関係するのでしょうか? 注目して見守っていきたいと思います。





ツグミ

 ツグミの渡来は早くも落ち着いたようです。やや早目の印象はあるのですが,初認時期の早さと数が必ずしもリンクしないことや,遅い飛来が報告されにくいことなどから,なかなか季節前線地図でツグミの状況を把握するのはなかなか難しそうです。





ミヤマガラス

 最初の記録が北海道から,続いて福島からも届きました。そして,西日本でも。そろそろ全国的に飛来する時期です。気にしてみてください。





ヒヨドリ

 ヒヨドリの最初の記録が届きました。例年通り,西日本スタート。山口のあと,佐賀や兵庫,東京そして宮城でも見られています。モズもそうですが,北から始まりそうなものなのに,そうではないのが面白いですね。





モズ

 モズの記録がすこしずつ増えてきました。バードリサーチのそばの多摩川でも盛んに鳴いています。これからは,もうすこしなわばり条件の悪い住宅地などでも続々と聞かれる頃ですので,気にしてみてください。





カッコウ

 カッコウの記録,中国,そしてサハリンからも届きました。やはり大陸は早くサハリンはやや遅いみたいです。





ホトトギス

 ようやくホトトギスの情報が届きました。各地から届いていて,今の最北は宮城です。去年は4月中に記録があり,5月10日前後にたくさんの情報が届きましたので,今年は去年よりはだいぶ遅いです。





オオヨシキリ

 ゴールデンウィークに入り,オオヨシキリは各地で聞かれているようです。そしてついに北海道でも聞かれました。





カルガモ

 カルガモの最初の記録が兵庫から届きました。続いて,東京からも。これから続々と各地で見られるようになると思います。今年は初認だけでなく,その後のヒナの生存も追跡したいと思います。カルガモサバイバル調査。ぜひ継続的に観察されて,ヒナの様子お知らせください。



ウグイス

 ウグイス前線が北海道を離れました。まず,択捉で,そしてサハリンでも聞かれました。





アオバズク

 アオバズクの最初の記録が千葉から届きました。続いて福島からも。夜の鳥なので,聞くの難しいですが,繁殖分布調査のデータとしても重要な情報になるので,ぜひ,気にしてください。


ツバメ

 ツバメ前線がサハリン上陸です。今月末をめどに,今年の状況まとめたいと思いますので,お待ちください。。



オオルリ

 オオルリ前線北海道上陸です。去年は5月2日が最初,その前は4月25日,26日なので,平年並みでしょうか。



キビタキ

 キビタキが北海道でも記録されました。これから山は賑やかになりますね。



ヒバリ

 ヒバリ択捉に続きサハリンで聞かれました。この大陸>北方四島>サハリンという流れは例年通り,これがパターンなのでしょうね。これからさらに北上していくでしょうか。



メジロ

 宮城まで聞かれています。






季節前線ウォッチ 対象とする鳥たち 調査結果入力 調査結果

 
   
   
     

バードリサーチ 季節前線ウォッチ2015