◯木戸川~堀川(九十九里浜南部) (きどがわ~ほりかわ(くじゅうくりはまなんぶ))
 Kido-kawa, Hori-kawa (Kujukuri-hama Nanbu)

  モニタリングサイト1000 シギ・チドリ類調査 [コアサイト]

サイト位置

千葉県山武市、大網白里町
北緯35.54 東経140.46

サイト環境

生態系タイプ 砂浜
環境タイプ 河口、その他(海岸砂地)

保護状況

県立九十九里自然公園
重要湿地500(九十九里浜(栗山川~新川))
Important Bird Area(九十九里浜)

調査代表者

富谷健三(2001-   )




調査範囲



シギ・チドリ類

3シーズンの主な構成種-木戸川~堀川(九十九里浜南部)

     
春の渡り期(4・5月) 秋の渡り期(8・9月) 越冬期(12・2月)
Total 583.7 Total 1070.9 Total 618.3
1 ミユビシギ 358.9 ミユビシギ 970.9 ミユビシギ 402.8
2 ハマシギ 106.1 キョウジョシギ 22.3 ハマシギ 201.9
3 キョウジョシギ 53.5 メダイチドリ 19.8 シロチドリ11.8
4 シギ科 19.8 シロチドリ 17.1 メダイチドリ0.6
5 メダイチドリ 11.1 トウネン 15.7 イソシギ・ミヤコドリ0.5
 ※2000年からの年平均個体数(羽):調査のない年は除く

3シーズンの最大観察数合計のトレンド


 ※2000年から2018年まで
 ※サイトにおける各種の最大観察数(羽)を合計

サイト概要

海岸の砂浜や河口部に干出する干潟や河岸に飛来し、採餌休息している。利用する場所は特定の場所に限定しているのではなく、潮の干満の他観光客などレジャーを楽しむ人の海岸の利用状況等に応じて、広範囲に九十九里海岸一帯を移動している。さらに、内陸部に広がる水田地帯とも行き来しているものもおり、水鳥は海岸部及び内陸湿地を含めた九十九里平野全域を一つの生息地として捉えているものと思われる。

課題

近年、サーフィンや魚釣、乗馬等に加え、海岸砂浜に限らず、海上や海岸上空を占拠するいろいろなマリンスポーツを楽しむ人がおり、水鳥が安心して採餌休息できる場所が少なくなってきている。自動車等の乗入れ規制は効果を上げているが、さらにマリンスポーツ等の利用区域の規制をするなどして、水鳥のための安全な海岸の確保が望まれる。

サイトPhoto

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