鳥学講座:鳥の生息環境解析GIS入門

 鳥の生息環境を調べようとしたとき,調査範囲や観察地点の周囲の環境別の面積が知りたくなります。昔は植生図を厚紙に貼り付けて切り抜いて,その重さを測ったり,方眼紙を重ねて,格子の交点の数を数えたりと,原始的なことをしていましたが,現在はGIS(地理情報システム)ソフトウェアで簡単に測ることができるようになりました。しかし,このソフトは高い! 数十万円もします。誰もが使えるようなソフトウェアではありません。
 ところが,近年,無料のフリーGISソフトが使えるようになってきています。まだまだ,有料のソフトには及びませんが,それでもかなりの解析ができるようになっています。今回の鳥学講座ではこのフリーGISソフト,Quantum GISの使い方を学びました。以下にその方法についてのUSTREAM動画がありますので,興味のある方はご覧ください。

日時
 2012年 2月4日(土)13:30〜16:30  その後,懇親会もします!

場所
 オリンピック記念青少年総合センター センター棟 小研修室4A
  
内容
 ・Quantum GISのインストール
 ・緯度経度データの取り込み
 ・最外郭行動圏の作成
 ・植生図の凡例の付け替え
 ・行動圏内の植生面積の計測
 ・記録点およびその周囲の植生面積の計測
 ・調査経路の周囲の植生面積の計測

担当
  植田睦之・神山和夫

ダウンロードファイル
 テキスト
 使用するデータ
 インストールファイル
  Windows  Mac

USTREAM動画
  GISについての解説
  QGISのインストール
  QGISのプラグインのインストール
  QGIS:緯度経度データの取り込み
  QGIS:投影法の変換
  QGIS:座標の設定と行動圏の解析
  QGIS:行動圏内の植生の解析
  QGIS:観察地点の植生の解析と点間の距離の算出