プロジェクト紹介

野鳥データベースプロジェクト


野鳥記録用のWebデータベースを提供しています


 野鳥観察記録を保存し、簡単に検索できるようにするWebデータベース「フィールドノート2」を会員の皆様にはご利用いただけます。これは公開用のデータベースではなく、登録した記録は利用者の方以外が見ることはできません。

 皆様にフィールドノート2を利用していただくと、ご自身の野鳥記録の整理だけでなく、日本の野鳥の分布や増減を調べるためにも役に立ちます。バードリサーチでは、フィールドノート2の野鳥記録を、個人情報や位置情報が明らかにならないよう配慮しつつ、野鳥の分布や個体数の変化を分析するために利用させていただいています。

 フィールドノート2をご利用になるためには、バードリサーチの会員にご登録下さい。会費無料の協力会員でも利用できます。


詳しくは、スライドショーでご覧下さい。


皆さんの野鳥観察記録から分かったこと

西日本におけるリュウキュウサンショウクイの分布拡大


アンケートや文献調査から、亜種リュウキュウサンショウクイの西日本における分布拡大状況を把握した。1970 年代に南九州に生息していた本亜種は、2010 年までに九州北部・四国・紀伊半島においても確認されるようになった。生息地では留鳥であるが、一部個体は冬には繁殖地より暖かい中~低標高地へ移動している可能性もある。生息環境について、亜種サンショウクイと比較すると、両亜種の生息環境は似通っているもしくは連続的であった。現在、繁殖期は亜種サンショウクイの方が北の地域に生息しているものの、越冬期は亜種リュウキュウサンショウクイの方が北の地域に生息していることから、両亜種の分布の違いは寒さへの生理的耐性では説明できない。1980 年代に亜種サンショウクイが減少し、空いた地域で亜種リュウキュウサンショウクイが夏に繁殖できるようになり、さらに越冬するようになったものと示唆される。

論文はこちらからダウンロードできます。


野鳥記録の利用規則


利用者の皆様からお預かりした野鳥記録は、次のような利用規則に従い、厳正に管理いたします。

フィールドノートに登録されたデータの利用規則

フィールドノートはあなた専用のデータベースとしてご利用いただくもので、グループ調査機能を使う場合を除いては、あなたが入力した野鳥記録が他の利用者に見られることはありません。(グループ調査機能を申し込むと、あなたが指定した利用者同士で任意の観察記録を共有することができます。)

ただし、全国的な野鳥の生息状況を調べるため、観察記録を利用させていただく場合があります。その場合でも、観察した方のお名前や、正確な観察場所を外部に公開することはありません。

フィールドノートを利用される皆様からお預かりするデータは次のような規則で取り扱います。

  1. データは、それを記録した個人または団体に帰属します。
  2. 野鳥データベースプロジェクトは広域での野鳥生息状況の解明を主な目的としており、バードリサーチは、記録者がデータベース内で全国集計に使用することを許可しているデータを使って全国的または地域的な野鳥生息状況を解析し公開することができます。それとは別に個別の観察地点についての解析を行う場合には、記録者の承諾を得ます。
  3. バードリサーチが解析結果を公表する場合には、記録者の承諾を得た場合を除き、野鳥の観察地点を明らかにしない形で公表します。
  4. プロジェクト参加者(フィールドノート利用者)はバードリサーチに申請することによって、全国的あるいは地域的な野鳥生息状況の解析に参加できます。


※4の申請は電子メールで事務局 へお願いします。