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シギ・チドリ類はどのように渡っているか。 

◯繁殖地と越冬地を行き来するために、日本国内を春と秋に通過していくシギ・チドリ類。春期は短期間に通過し、秋期は成鳥の渡りから夏に生まれた幼鳥の渡りまで続くので比較的長期間であることが知られています。では、彼らはいつどのようなルートをたどって日本を通過していくのでしょうか。春はどれくらいの期間で北海道に現れるのか。長距離をひと息に飛ぶ能力を備えているため、案外日本各地で渡来の差はないかも。また、渡来時期の記録をとっていくことで、気候の変動を観測できる指標となるかもしれません。

◯調査の方法
 今回の調査では、対象種を7種に限定し各地に訪れたシギ・チドリの初認日を報告してもらい、それぞれの種がどのように日本に渡来しているのか確認したいと考えています。

●初認ですか?(初認の判定は以下の3つから選んでください。)
-この場所の初認です
  (よく通う場所なので初認だと思う場合)
-初認ではありません
  (初認がはっきりしないが、渡来している場合)
-今年初めて観察に訪れた場所です
  (あまり来ることがない場所で、たまたま見つけた場合)

 対象種は、キョウジョシギ、トウネン、キアシシギ、アオアシシギ、チュウシャクシギ、メダイチドリ、ムナグロの7種です。春に数多くやって来て、観察機会も多い種を選びました。シギ・チドリ類全般が、よく似ていてとっつきにくいこともありますが、これを機会に識別に挑戦してみてください。よくよく見ると形や柄は様々で、特に春期に観察される繁殖羽はカラフルで一見の価値があると思います。『対象シギチドリ』にそれぞれの特徴を記しました。

 海岸、干潟、河川、湿地、水田など、身近に水辺がある方や探鳥のついでに対象のシギチドリを確認された方はぜひ情報をお寄せいただきたいと思います。
 結果は、速報として日本地図に示して報告します。また、位置情報が詳細に知られないように配慮し、市町村レベルの位置表示にとどめます。

結果の入力はココ→
2013年度春調査は5月末をもってひとまず終了しています。
過去の初認の記録などありましたら、ご入力ください。

お問い合わせ先

 季節前線シギチドリ調査についてのご質問は、バードリサーチの守屋
)へお問い合わせ下さい。