カワウワーキンググループが主催してきたカワウの自由集会の8回目です。 カワウが個体数や分布を回復してきたことによって、各地でいろいろな問題が起きてきています。問題解決を図る対策として、最近、「繁殖抑制」の効果に期待をかける人たちの声を耳にすることが多くなっています。そこで、実際に繁殖抑制に関わってきている方に、お話を伺おうと考えこの集会を企画しました。
発表には、それぞれ次のようなことに触れていただくようにお願いしました。


 
  • 繁殖抑制(実験)の目的
  • 場所のようす
  • カワウの営巣や個体数の変化
  • 被害の内容
  • 調査結果
  • 考察(現時点での評価)
  • 調査結果の公表の仕組み
   


タイトル カワウを通して野生生物と人との共存を考える(その8)
繁殖抑制の可能性と限界
企画者 加藤ななえ 高木憲太郎 (NPO法人バードリサーチ)ほか
会 場 信州大学旭キャンバス共通教育センター D会場 (松本)
日 時 2005年9月17日 18:30−20:30
講演要旨
  1. 繁殖抑制の可能性と限界−このテーマを選んだ背景について−
    加藤ななえ(バードリサーチ)
  2. 昆陽池におけるカワウ個体数管理への取り組みについて
    高津一男(伊丹市みどり環境部みどり室みどり課)[ 要旨(PDF) ]
  3. 長野県でのカワウ繁殖抑制の取り組み
    熊川真二(長野水試佐久支場)[ 要旨(PDF) ]
  4. 擬卵置き換えによるカワウの繁殖抑制
    −置き換え効率の向上と個体数管理の難しさ−
    坪井潤一 (山梨県水産技術センター)[ 要旨(PDF) ]
  5. カワウにおける繁殖抑制の可能性と限界 =竹生島での試み=
    柴野哲也((株)イーグレット・オフィス)[ 要旨(PDF) ]