重要生態系監視地域モニタリング推進事業(モニタリングサイト1000)のシギ・チドリ類調査参加者の発表と交流の場として毎年行ってきた「モニタリングサイト交流会」を、今年度は2012年11月4日(日)に大阪市住之江区コスモスクエア国際交流センターで開催します。
シギ・チドリ類調査に参加していない方にもご参加いただけますので、シギ・チドリ類や湿地の生態にご関心がありましたら、ぜひお越し下さい。
-モニタリングサイト1000と交流会とは-
モニタリングサイト1000とは、生物多様性条約に基づき、平成19年11月に策定された「第三次生物多様性国家戦略」の中で提唱された国家プロジェクトで、全国1000箇所程度のサイトを設定し、特徴的な生きものや環境を長期間にわたってモニタリングし、動植物やその生息・生育環境の長期的なモニタリングするものです。
モニタリングサイト1000の目的は、国土レベルで生態系ごとの基礎的な環境情報を継続的に収集するとともに、生物種の減少、生態系の劣化、その他の問題点の兆候を早期に把握することにより、生物多様性の適切な保全のための対策に資することです。
モニタリングサイト1000の一部であるシギ・チドリ類調査では、これまで日本各地での分布状況、渡来数の季節変動、優占種の割合などがわかってきました。本調査の結果を含む資料は、地方自治体が鳥獣保護区を設定する際や、ラムサール条約や東アジア・オーストラリア地域渡り性水鳥重要生息地ネットワーク(シギ・チドリ類)へ参加するために湿地を登録する際、希少動植物の検討、また、各地で保全活動計画を立てる際などに利用されています。
さらに、国際的な保全行動計画策定(東アジア・オーストラリア地域のシギ・チドリ類の最小推定個体数の算出など)にも重要な資料となっています。
この調査の一環として、年一回「モニタリングサイト交流会」が地域ブロック毎(北海道、東北、関東、東海、近畿・中国・四国、九州)で開催され、調査員の交流、サイト間の情報交換、シギ・チドリ類の生息状況と環境変化、干潟保全活動、知られない干潟の紹介、地域特徴的なベントスの紹介、シギ・チドリ類の餌生物、調査員のリクルートなどについて、口演やポスター発表を通して意見交換が行われてきました。
今回は、交流会が大阪で行われます。近畿、中国、四国などからの発表をしていただきますが、干潟の少ない大阪湾沿岸や瀬戸内沿岸で、シギ・チドリ類が中継地として利用できる干潟環境を将来にわたってどのように残していくのかという点について、ディスカッションできる場も設ける予定です。
(モニタリングサイト1000 シギ・チドリ類調査速報 より 一部抜粋)
主催:NPO法人南港ウェットランドグループ、環境省生物多様性センター、
NPO法人バードリサーチ
1. |
日時 |
11月4日(日) |
交流会 10:00〜17:00 |
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懇親会 18:00〜20:00 |
2. |
会場 |
コスモスクエア国際交流センター 414+416号室 |
3. |
参加費 |
交流会は無料。懇親会は会費制(3000円)です |
交流会に事前の参加申し込みは必要ありません。
懇親会参加の場合は、人数確認のため事前に担当までご連絡ください。
10月25日締切。
昼食はご用意ください。会場に喫茶店・コンビニエンスストアがあります。
近辺には飲食店は多くありませんが、約1km離れた駅前には飲食店があります。
ポスター募集締めきりました。
ポスター発表による参加。→詳細リンク。締切10/15まで。
(担当 守屋:moriya@bird-research.jp)
プログラム
交流会(10:00〜17:00)
近畿周辺(西日本)のシギ・チドリ類や湿地に関する話題を中心とした口頭発表や意見交換会。
【演題】→プログラム詳細PDF
★モニタリングサイト1000調査の紹介
★大阪南港野鳥園の生態系と順応管理
★自然・人工湿地の生物多様性
★湿地の生態系の創生
★ポスターによる発表
ほか
【ディスカッション】
懇親会(18:00〜20:00)
お問い合わせは、守屋 まで。
電子メール()/Fax:042-401-8661
会場のご案内 コスモスクエア国際交流センター 414+416号室
〒559-0034 大阪市住之江区南港北1-7-50
TEL:06-6614-8700 FAX:06-6614-8719
会場ホームページ
会場アクセス・交通 |
→ ◯交通はココ◯ |
大阪市営地下鉄中央線コスモスクエア駅3番出口からサークルバスで約3分
サークルバス 料金一律100円 ◯時刻表 |
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