モニタリングサイト1000 ガンカモ類調査 交流会

『東京湾のガンカモ、いまむかし』


谷津干潟自然観察センター(千葉県習志野市) 2011年2月27日(日曜日)


終了いたしました。バードリサーチニュース2009年1月号に掲載したガンカモ調査集会の報告記事をご覧下さい。

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日時: 2011年2月27日(日) ガンカモ交流会 13:30〜16:30
会場: 谷津干潟自然観察センター(千葉県習志野市)
主催: 環境省生物多様性センター、NPO法人バードリサーチ
谷津干潟自然観察センター指定管理者
 (社)アーバンネイチャーマネジメントサービス
参加費: ガンカモ交流会は無料ですが、観察センターへの入館料がかかります
(高校生以上360円、65歳以上180円)

ガンカモ集会のプログラム


■ モニタリングサイト1000ガンカモ類調査 神山和夫(バードリサーチ) 
  全国の湖沼でガンカモ・ハクチョウ類のモニタリング調査を続けています。
調査の内容や、これまでに分かってきたことについてご紹介します。

■ 東京湾にガンがいた頃−新浜の事例  塚本洋三(バードフォト・アーカイブズ)
  昔、宮内庁の千葉県新浜御猟場一帯は水鳥の宝庫で、ガンカモ類が多数渡来していました。演者が中学生の頃にもまだマガンの数百の群れがいたのです。今日では想像もつかない頃のガンカモの状況を、当時の貴重な写真を使ってご覧に入れます。

■ カルガモの人工浮き巣 榎本茂(海塾) 
  大企業がひしめく都会の水辺に潤いを与えるため、東京都港区の芝浦アイランドの運河にカルガモの営巣場所を作り、抱卵から子育てまでを観察しようというプロジェクトが始まったのは2007年のことです。現在まで3期連続で人工巣から数多くのヒナが育っていきました。生まれてすぐに自ら餌をとり生きなければいけないヒナ、危機が迫ると自ら盾になって子を守る親。身近な自然の中で生きるカルガモの観察を通じ、住民が親子のきずなについて深く考える機会を得ることができました。

 
 (写真提供 海塾)

■ 東京湾におけるスズガモのカウントについて 箕輪義隆(千葉市野鳥の会) 

  東京都から千葉県にかけての東京湾岸に数万羽が越冬しているスズガモの調査方法についてご紹介します。鳥類の個体数調査には計数器を用いますが、数千羽を超えるスズガモを数えるのは容易な作業ではなく、条件が悪い時には概数で記録することもあります。調査範囲を分割して数える場合、ダブルカウントにならないように調査地点の可視範 囲を十分把握しておく必要があります。また、人為的攪乱等の影響を極力避けることも、調査を行う上で重要と考えられます。




■ 谷津干潟と東京港野鳥公園のカモたち
  谷津干潟と東京港野鳥公園のカモたちの見どころについて紹介していただきます。
谷津干潟 観察センターボランティア・水鳥データ解析グループ
石川勉、芝原達也
東京港野鳥公園 講演者未定

■ 身近なガンカモ調査の報告 本山裕樹(バードリサーチ) 
  秋に渡ってきて春に去っていくまでガンカモ類の種類や数がどのように変化していくのかを、身近な場所でガンカモ類を数えることで明らかにしようという調査です。小さな池や川で毎月1回以上のカウント記録を送っていただく簡単な調査で、62カ所の調査地でボランティアの皆さんに協力していただいています。この調査で分かったカモ類の季節変化についてご紹介します。
身近なガンカモ調査についてはこちらのページもご覧下さい。

■ カモ類についての意見交換



会場のご案内 −谷津干潟−

交通手段は谷津干潟のホームページをご覧下さい。


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